まさるのクラスルーム

よく笑い よく泣き よく怒り よく考え よく見て よく聞く

三が日が終わって

今日から(正確には昨日から)仕事が始まった方が多いようです。
日本がお正月のおやすみモードから復旧し、動き始めました。

今日ちょっと遅めの初詣に湯島天神まで行って来ました。
そしたら電車でスーツ姿の社会人の方が多くいました。
あー、お正月は本当に終ってしまったんだ。また経済活動がスタートしたんだと感じました。

イベントの終わりを実感するのはなんだって寂しいものです。
イベントが来る前は、まだかまだかとワクワクしながら首を長くし 、
イベント中は、いよいよ来たかーとイベントを楽しむ。 

ついに今年のお正月というイベントは終わってしまいました。


でも、最近はイベントを楽しみにしたりすることがなくなってきました。
だんだん自分の人間らしさが薄れてきてる気がします。

自分が高校生の頃くらいまではクリスマスやお正月みたいなイベントごとを本当に心待ちにしていました。 
イベントがあったから起伏のある生活を送れていたと思います。 

一方で、今は大してイベントを楽しみにすることもなくそれを迎え、実感もないまま過ぎ去ってゆきます。
だから、以前と比べて生活が平坦になってしまっています。

これは、むやみやたらに感情を揺さぶられなくてプラスな面もあると考えることも出来ます。
でも、僕はなんか感受性がなくなっちゃったみたいだなーってマイナスに捉えています。
それは人生がつまらなくなった気がするからです。

なにかを心待ちにすることのワクワク感はとても心躍るものだし、それがやってきた時の喜びは格別でした。
夢中になってイベントを楽しんだ思い出は、確かなエネルギーをもっています。
自分は確かにあの瞬間を楽しみながら生きていたんだと断言できます。

そうした経験をしなくなってきているのは寂しいことだなーと思います。 

今ではどうして自分があれほどにお正月やクリスマスを楽しみに出来たのかちょっと思い出せません。
今でもそうなのは変わりないけど、小さい頃はクリスマスとお正月とがセットになってやってくる年末が大好きでした。
寒くなってくると「早く年末にならないかなー」と願っていました。
テレビは特番だらけになり、街は色づき、だんだんおやすみモードに変化していくなどの非日常が味わえる。
サンタさん、クリスマスプレゼント、紅白歌合戦、お年玉、親戚のおじさん・おばさん・いとこに会えるなど、特別に楽しみなことがたくさんありました。

今では日常のスピード感が落ちぬまま、サラーっと過ぎ去っていってしまうイベント達。
「あれ?明日大晦日なの?全然季節感がないわー」みたいな。
「一応紅白見てるけど、いまいち盛り上がらないなー」みたいな。
季節の移り変わりを、気温の変化としか捉えられなくなってきています。

イベントごとを楽しみにし、街の雰囲気や空気の匂いの移り変わりを感じていたのは、小さな子どもがもつ無邪気さの為せるワザだったのかなー。