まさるのクラスルーム

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音楽生活

No music, No life.
音楽のない生活なんて考えられません。
人々はミュージックプレイヤーを持ち、手軽に音楽を聴いてます。
もちろんボクだってそう。
外出するときは必ずiPodを携帯して、電車内ではだいたい音楽を聴いてます。
程度の差こそあれ、音楽は身近な存在なんじゃないでしょうか。

今日はボクの音楽生活について書いてみようと思います。
ボクはあんまり普通の人が聴かないような音楽を聴きます。
たとえばメタルが好きだとか言うと、驚かれることがあります。
あとインダストリアルとかも聴いたりします。
要するにダークなイメージを持たれることが多い音楽を好んで聴いたりするんです。

中学のころはELTとかMy Little Lover等の女性アーティストばっかり聴いてました。
なんか女性の歌声が透き通ってて好きだったんです。
高校に入ると、友達の影響でゆずとかレミオロメンを聴いたりしてました。
もともと好きなのは女性アーティストだけど、友達とCDの貸し借りとかして、自分の興味範囲外の音楽を聴き始めたんです。

じゃあ、どうしてメタルとかインダストリアルを聴くようになったのかと言うと、浪人時代の精神状態が大きく影響してます。

浪人時代はそれはそれは暗黒時代でした。
気分が晴れる日なんてほとんどありませんでした。
地を這うようなテンションで、憂鬱な日々です。
高校から依頼された浪人体験記のタイトルは最初『浪人暗黒時代』でした。さすがにまずいかと思ってやめたけれども…。
それくらい精神状態は最悪でした。
予備校に行って苦痛でしかない授業を聞かなきゃいけないし、友達はいないし…。そういう心の拠り所がない状態だったんです。
そういう精神にメタルとインダストリアルはすんなり馴染みました。
吐き捨てるようなボーカルに、もはやメロディーがあるのかないのかはっきりしないような音を出し続ける楽器は最高の組み合わせのように思えました。
また、Nine Inch Nailsのような、本当に精神が侵されてヤバい状態を体験した人が創造した音楽は当時の自分と同じような感じがして親近感すらおぼえました。
浪人しているときボクには希望なんてこの世には存在しないように思いました。
もうこの世なんてどうでもよかったんです。どうにでもなってよかったんです。
Nine Inch Nailsのボーカルであるトレント・レズナーはボクのこうした想いを代弁してくれているように思えました。
歌詞の内容なんて関係ない。気が狂ったような音楽を聴くことが精神安定の要になってました。
その音楽の中にボクの欲するものがある。それがなにかはわからないけど、とにかくメタルとインダストリアルがないと生きていけない。そんな気持ちでした。実際浪人時代にあの音楽に出会ってなかったら今の自分はないと思います。メタルとインダストリアルは間違いなくボクの人生を変えました。

これはこれでよかったのかなーと思う部分もあるけれど、一つまずかったことがあります。
それは親を心配させてしまったこと。
浪人生活が始まって息子がメタルとか聴き始めたら、そりゃ心配にもなります。
特にメタルのCDのジャケットとかって一部グロテスクだったりするから、そういう面でも心配をかけてしまいました。
マンソンとかに影響されて親を殺害した事件がちょうど起こったりしてて、タイムリーな話題だったってこともあります。
なんか親には悪いことをしたなーと今では思っているけど、あの時はしょうがなかったなー。
心の支えだったしね、暗い音楽が。